2011年10月31日月曜日

2011年 Rd17 インドGP

今回も2ストップがメインで去年までのようなレース展開になったなぁ.
そしてトップ3チームのなかでそれぞれタイヤを巧く使える人とタイヤに厳しい人に見事にリザルトに反映されてる.
(タイヤだけじゃなくて, どこでタイムを出すかとかのレース全体の流れに順方向か逆方向かっていう感じだけどね)

TOP6のラップタイム


TOP6のギャップタイム

以下はちょうど1-2, 3-4, 5-6位が争う展開だったので並べてみた
ヴェッテルVSバトン


ウェVSアロンソ


アゴ兄貴VSロズベルグ

シューマッハはここへ来て上り調子に見えるけど, 来年も乗せてくれ,というアピールなのかな?


可夢偉は,貰い事故で0周リタイア, 流れが悪いってか車燃えちゃったんだけど,ギアボックスは次使えるのか?
イタリアGP後にジョーカー使っちゃった(はずだよね?)から今度交換するとペナルティだよ?

マッサとルイスは,もうお約束だね.今回はドア閉めたマッサに責任はありそうだけど, 今までさんざんルイスにお咎めなしでマッサには一発でペナルティというのはちょっと一貫性に欠ける気がするよねぇ….

さて,ドライバーズチャンピオンもコンストラクターズチャンピオンも決まっちゃったから,むりやりランキング2位争いに注目を集めて盛り上げさせようとしているけど,今のランキング順とインドGPの決勝リザルトが一致しているところからもわかるように,今の実力(=車とドライバーの組み合わせ)からいってほぼ確定に近いよね.
ヴェッテルがウェに順位を譲りたくても, ついてこられないんだもん, どうしようもないよね.

さぁ次はアブダビ,やっぱりヴェッテルvsバトンvsアロンソの三つ巴になるのかな?

2011年10月20日木曜日

2011年 Rd16 韓国GP


誰だよ4ストップとか言ってた奴…。
ピレリってちょい濡れ気温低めっていうコンディションだとタイヤが保つのね。
もうホント安定しないタイヤだよなぁ.

ということでチャートをのせます。
まずはTOP6から。
ラップタイム(クリックで拡大)

ギャップタイム



4コーナーでトップに立ったVETはいつもの展開に持ち込む。
HAMのレース後のコメントの抜かれた時にレーンチェンジがどうのという負け惜しみがなんとも虚しい。普通に表彰台にのれたことを喜べばいいのに…。
それから今年はまだ0勝のWEBもこれからは勝利を狙うと言ってるけど、予選のペースやスタートの出遅れが改善されない限りキビしそうだぞ。
VETがサポート宣言したけど,それだとますます立場が危ういよね(No.1-2の序列が決まっちゃう…)。

次はROSvsALG。レースペースではほぼイーブンに見えるけどDRSやフレッシュタイヤのメリットを存分に活用して前に立った。STRとALGにとっては快心のレースだったんじゃないかな。


最後はKOBvsSUTvsBUEのライバル対決。
ザウバーが他よりもピットストップ回数が多いなんて!

グリップ不足から無駄にウェアを消費しちゃったかな。
次のインドは気温高めだと思うのでなんとか盛り返して欲しい。

つーか,チーム・ロータスには負けんな!

…さて次戦はインドGP.敵は食中毒か?

2011年10月10日月曜日

SKYACTIV アクセラに試乗してきた. [後編]

(承前) ε=ε=ε=┏(〃´Д`)┛

あ, そうそう, ここで告白します.
私"ギアボックス・フェチ"なのです.
なので, 今回のSKYACTIV-DRIVEのATにすごく興味があったのです.ヽ(´▽`)ノ♪
正直言うとDCTのような技術は好きじゃないんだよね. あれって無理矢理な感じじゃない? なんかスマートじゃいきがするんだ.
それなら既存のAT機構の制御を見なおしたほうが機械として正常進化だと思うんだよね.
(希望としては, ホンダ F1 の QS-i みたいな新しい機構のギアボックスなんだけど…耐久性高めるとものすごく高価になりそう…)

いざ SKYACTIV-DRIVE で走ってみると…ダイレクト感という意味ではやっぱりMT車にはかなわない(比較対象がRX-8だから, しゃーない)けど, 車速をスロットルでコントロールできる感覚は良い感じ.
今まで乗った AT 車はペダルから足を離してもスーっと進んじゃう感覚で, おっとっととブレーキ踏むんだけど, アクセラではスロットルオフで減速してくれるので車速を前走車に合わせやすい.(そのほうが余計なブレーキ踏まなくて済むから燃費にもいいと思う)
また, そこからスロットルを踏めば僅かなタイムラグで加速してくれる.

ちょっと気になったのはシフトアップが早いこと(試乗時はずっとDモード). 自分の車なら4速ホールドだなぁって所ですでに6速に入ってるんだよね.
まぁその辺はマニュアルモードで走ればいいんだと思うんだけど.(今度試乗させてもらう機会があったらそうしてみようかな?)

あと, 減速時にシフトダウンボタンを使ってみたんだけど(6速から2速まで落とした), なかなかに良いフィーリング.
自分の車ならもうちょっと綺麗につなげることもできるけど, たまにかかとでスロットル踏んだつもりが空振りしてズコーってなることもあるから, 行って来いかな.
つーか, 助手席乗ってたら印象違う(SKYACTIV-DRIVEの方がスムーズ)かもしれんな.

そしてブレーキ.
正直言ってブレーキのフィーリングはあんまり良くなかった. もうちょっとかっちり感が欲しかった(比較対象がRX-8…).
その辺どうなの?と, いただいてきたパンフレットをめくっていたら, なんとッ!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

減速時にエネルギー回生してるって書いてあるんですが.
そう考えると, あのドラッギーなブレーキのタッチは納得行くかも?
あーますますもう一度試乗したくなってきた….

ってか, エネルギー回生してるんなら, ハーベスト・レベルいじれるようにして欲しい(できればジョグダイヤルで)とか,それならブレーキバランスもとか色々妄想が広がるけど, 市販車でそこまで求めちゃいかんな.


最後に i-STOP の印象.
以前に試乗させてもらった i-STOP からは制御系がすんごく進化している.
まず止まるとき. 以前は停止してからエンジン停止(つまりアイドリングしてからストップ)していたんだけど, 今回は停止した瞬間にエンジン停止(つまりアイドリングそのものがストップ)という感じ.
マニュアル車でギアをエンゲージしたままブレーキ踏んで車速が落ちてエンストしちゃったって感じなんだ.(あれ?やったこと無い?免許取りたての頃に何回かクラッチ切り忘れたとかやったよ?)
もちろんきちんと制御してのアイドリングストップだからエンジンへの悪影響はないはず.

再始動も早くなった. 例えば, ゆるい上り坂のとき(キツイ上り坂ではエンジン停止はしない)に普通にブレーキペダルから足離しても後ろに落ちることは無かったし, 普通に信号が青になって発信するときなんか違和感は全く無かった.
このあたりの制御はまだまだ進化の余地があるんだろうねぇ.

さてさて, 機械的なことの印象ばっかりでビークルダイナミクス的なことは書いてなかったんだけど, その辺のハンドリングとかそういうところは, うーんとテストコース走ったわけじゃないし, テストドライバーじゃないからよくわかんないな.
タイヤ変えれば性格も変わっちゃうしね. 普通に街乗りした状態では何の不満もありませんでした.

燃費がいい車は欲しいんだけど, 運転するという感覚(ダイレクト感)も得たいんだよなぁという人にはきっとオススメ.
一度試乗してみるといいと思ふ.

いや, もっと強いダイレクト感が欲しいんだッという人には…ケイターハム・スーパー7とかどうかな….
(僕も一度のってみたいけどプライマリ・カーにはできない…(≧ω≦)b)

僕にとってはまだ, 今乗ってる車を手放すとか考えてないから, 購入候補という車じゃないけど, ロードスターにこのドライブ・トレインが使われたら…とか, 次のロータリー車にSKYACTIV-DRIVEが使われたら…など, 妄想で期待が膨らむ試乗でした.

SKYACTIV アクセラに試乗してきた. [前編]


マツダからSKYACTIVテクノロジ搭載のアクセラの試乗キャンペーンの案内を頂いたので(ちょい前のエントリのとおり RX-8 オーナーなのだ), 早速行ってきた.

試乗が JAPAN DRIVE Fest のキャンペーンにもなっているので, 試乗時のi-DM(インテリジェント・ドライヴ・マスタ)スコアで応募もできるのだ.
まぁ, エコドライヴというよりどんな車なのかのほうが興味があったのでスコアは気にしなかったけど…

さてさて,感想などを以下に.(比較対象は愛車なので, ご注意を)

まずは後部座席に座ってみる.
第一印象は,おお着座位置が高い, かな. だからといって頭上が狭いという感じは全然ない.

次に, 運転席.
試乗車が20S-SKYACTIVというグレードだったので足と背中をしっかりホールドしてくれるスポーツシートだった.
そして着座位置が若干センター寄りのような気がしたけど, 帰りに自分の車で確認したらそんなことはなかった.
2ペダルだったことと操作パネルの違いで錯覚したみたい.
ちょっと気になったのはヘッドレスト.
常に後頭部を押されているような感覚になるくらい前方へせり出してる.
聞くと, 衝突時にクビの損傷を軽減するための構造になっているらしいのだ.

でも, いざ走りだすと全然気にならないし, むしろ頭部のホールド感が良かった気がするなぁ.

いざ! "ジェントルマン, スタート・ユア・エンジン"
プッシュボタンでエンジン始動
マルチインフォメーションディスプレイでちょっぴりカルチャーショック
いろんな情報が表示されるんだねぇ,
いっぱいありすぎて覚えられませんでした.(>Д< ;)

オプションのオートクルーズ・コントロールのパネルがメルセデスGPのステアリングみたいで心のなかでニンマリ.
ステアリングのスポークにもオーディオコントロールとかスイッチがいっぱい.
チームラジオで "Yellow, P5" とか指示してほしくなるな.(ナンノコッチャ)

ひと通り, スイッチで妄想したので走行スタートッ!

(なんか長くなりそうなので, エントリ分けまーす)

2011年 Rd15 日本GP

日本のファンにとってのシーズンハイライト. 結果はこうなった.

 1 Button
 2 Alonso
 3 Vettel
 4 Webber
 5 Hamilton
 6 Schumacher
 7 Massa
 8 Perez
 9 Petrov
10 Rosberg
     :
13 Kobayashi


では, レースの経過をグラフでみてみる.
まずトップ3のチャート

第一スティントはいつもどおりのベッテルがどかっとリードを広げて, ギャップをコントロールするいつもの展開.
ところが第二スティントになるとバトンのペースがベッテルを上回る. アロンソも二人にはかなわないペースだけど巧くタイヤを労ってる.もうちょっと引っ張れればちょうどSC出動タイミングと重なってレースはアロンソのものになっていたかもね.
SCが戻ったあともバトンとアロンソのペースがよくベッテルはイマイチ.ベッテルはタイヤの内圧調整に失敗したのかウィングのアジャストが失敗したのかどっちだろ.あるいは路面温度が下がりすぎちゃってシルバーストーンみたいな力関係になったのか?
そう考えると今年1年を象徴するようなレースになったのかな.とにかく"対応者"のバトンの真骨頂を発揮したレースになったかな.


次に,"裏技"をつかって(と可夢偉独特の言い回しでチームのアピールを褒めていた)7番グリッドスタートの可夢偉



スタートはローンチのキャリブレーション(レヴとクラッチバイトタイミング?)に失敗したのかアンチストール・モードに入ってしまい, 可夢偉には珍しくポジションを失ってしまった.
それでもSCが出るまでは, オプションタイヤで良い感じのペースで走行しポジションを入賞圏まで挽回していた.
(一回目のピット作業は少しロスがあったみたい)
が, SC出動で戦術担当が慌ててしまったのか,残りが30周近くもあるのにプライム側のタイヤで走り切る選択をしてしまう.
まだまだ燃料も残っていて車も重いし, 路面温度は下がるしで, ハンガリーのリプレイか?と思うくらいつらいきついレース終盤になってしまった.
うーん, 車のアップデートは良かったかもしれないけど, 戦い方を見なおしてほしいな(っていうコメントもはじめてじゃない気がする…).

もう言うまでもないんだけど, ポイントスタンディングは

Vet 324
But 210
Alo 202
Web 194
Ham 178
となってヴェッテルのチャンピオンが決定.

次は韓国GP.セミ・トワイライトレース.
今日のレースを見ていると, 路面温度が下がった時のレッドブルのパフォーマンスがマクラーレン・フェラーリに比べて劣勢なのかなぁという雰囲気もあったので, アロンソの2年連続勝利とか,バトンの連勝というリザルトもありそうだ.
あとはチャンピオンのチームメイトが0勝で終わるのか?というところも注目かな?
(過去にそういうドライバーって何人居るんだろう…)

2011年10月8日土曜日

RX-8 生産終了…

RX-8 のオーナーになって5年と7ヶ月.
欧米では既に撤退していたことは知っていたが, ついに生産中止に(公式リリース)

購入する時には他のメーカーの車種も候補にしていたんだけど, 試乗した時のフィーリングで RX-8 にしたんだよね.
ピピピッと何か感じる所があったからね.
それからはエンジン音や加速時の独特のフィーリング, ダイレクトなレスポンスにもう虜に(もちろん安全運転の範囲内です).
運転席からはエクステリアは見えないけど, その色褪せないデザインも気に入ってる.

いろんな所に行ったなぁ, って待て待て.
生産終了にはなるけれど, 別に手放すわけじゃないんだから思い出を振り返るタイミングじゃないぞ.
まぁ寂しいことには違いないが.

とりあえず環境性能にも優れたロータリーエンジン搭載車の登場を期待してますよ.
マツダさん.

2011年10月1日土曜日

モーリス・ドニ展に行ってきた

きっかけはNHK日曜美術館の公式サイトを見て

いのち輝く家族の肖像~モーリス・ドニ~ 
出演
荒木飛呂彦さん(漫画家)
三浦篤さん(東京大学教授)
内容19世紀末から20世紀前半にフランスで活躍した画家モーリス・ドニ。これまで、「ナビ派」と呼ばれる芸術グループでの活動が知られていたが、近年、全く異なる一面が注目されている。それは日記のように克明に、自分の家族の肖像を残していることだ。
ドニは、10代で画壇にデビューするとともに人気画家として名をはせるが、心の中で模索を続けていた。もともと熱心なカトリック教徒だったドニは、自分を見つめなおすために旅したイタリアで、修道僧の残した宗教絵画に感銘を受け、「芸術作品とは、芸術家の趣味で生みだされるものではなく、努力によって生み出される」と考えるようになる。感性におぼれず何年もかけて同じテーマを追う。
大切さに気づいたドニは、自分の家族をテーマに選び、絵を描き始める。しかし、周囲の評価は一変、酷評を受ける。しかし、ドニはくじけることなく、子どもたちの一瞬一瞬を作品に残していった。番組では、ドニの孫娘クレール・ドニさんの貴重な証言インタビューを交え、ドニの作品に込めた思いに迫る。

ん?なになに?気になったところをもう一度
出演:荒木飛呂彦(漫画家)

そうなんです.僕の人生の道しるべ「ジョジョの奇妙な冒険」の荒木先生が出演なさるのです.
ということは, 僕も是非見ておきたい. でも, 放送されちゃうときっと混んでしまう!
ということで,

行って参りました.
そして, なんと!

!! 荒木先生ありがとう!! ←お礼をいう相手が違う.
受付のお嬢さんに訊いたら毎年10月1日を感謝デーにしているとのこと.
その話を散髪中にしたところ, 理容師のお姉さんは「都民の日」だからかしら?と申されておりました.真偽の程は確認してません.
さて, 肝心の展示内容でしたが,タイトルにあるように家族の肖像をテーマにした作品.
何気ない日常. 旅行に行った時のひとコマ. そして家族揃っての肖像画. 宗教画.
今で言えば, Twitter/Blog に載せる写メ. 旅行に行った時の記念写真. 写真館で撮る家族写真というところかな.
いずれも, 匂い, 太陽光のぬくもり, 潮騒や鳥のさえずりが聞こえてきそうな優しい作品.
見て損はない作品たち(無料で見たオイラが損はないという資格はないが)

そして, 東郷青児美術館といえばッ!見てきましたよひまわり.セザンヌとゴーギャンも並んで展示されてました.
ゴッホとゴーギャン並べちゃって喧嘩しないのかな?って余計な心配しちゃったよ.
そして, 明日の日曜美術館で荒木先生がどんなこと話すのか楽しみッ!