2011年9月28日水曜日

2011年 Rd14 シンガポールGP

シーズン終盤のフライアウェイ・シリーズの開幕戦シンガポールGP
SC出動したりしたけど, 意外と単調なレースだった気が….
っていうか, ここのサーキット・レイアウトが好きじゃないんだよなぁ….
なんといってもレース時間が長い! 最終クランクいらない.T18-21は省いてT17左折したらまっすぐ最終コーナーへ行くレイアウトのほうがしびれると思うんだけど.
あとT10ももっと大きいシケインにしてくれれば(モンツァのロッジアみたいにする), つまらない事故は減ると思うんだけどな.(ライコネンとか今年の可夢偉とか)

そんな訳で, レースは単調だし可夢偉も予選の失敗とチームの戦略ミスでうまくいかないレースだったのでチャートはトップ6フィニッシュのラップタイムとギャップタイムだけです.
まず,ラップタイム
ベッテルがオープニングとSC明けでドカンと引き離してっていう展開. SC 明けでスタートするタイミングがベッテルは上手いと言うか頭使ってるよね.

そして,ギャップタイム
バトンだけがギャップタイムが飽和してる(つまりベッテルがバトンとのギャップをコントロールした)のに対し, アロンソ以下がついていけてない(ベッテルがペースをコントロールしてるのに離されてる→デグラデーション大きい?)のがレースを単調にしてしまった要因かなぁ?

もう, 計算しなくてもいいくらいポイント差が開いたチャンピオンシップ

VET 309
BUT 185
ALO 184
WEB 182
HAM 168

ランキング3位のアロンソは125点差開いちゃったので脱落(残り5レースで最大125ポイント縮められるけど勝数で負け)
バトンとも124点差なので, 鈴鹿でベッテルがノーポイント&バトン優勝以外の結果でベッテルの戴冠.
ベッテルの鈴鹿でのリザルトって勝率100%なんだよね.(母数が2だから割合求めちゃいけないんだけど…)
チャンピオン以外のランキング争いは数字の上では白熱?なんだけど, 興味ないなぁ….

だから, もうベッテルはほっといてもチャンピオン獲ると思うんで鈴鹿では可夢偉の応援に集中しようっと.
DRSゾーンってバックストレートなのかな?そうすると今年はシケインがパッシングポイントだよな.
そうするためには中間加速が犠牲になって今年はヘアピンでのオーバーテイクは見られないか?
なんて考えてると抜いてきたりするから気が抜けないな.

まぁ, 今からあれこれ考えてもしょうがないので楽しみに待つことにしよう.

2011年9月12日月曜日

2011年 Rd13 イタリアGP

今年のヨーロッパラウンドの最終戦イタリアGP
あっという間だったな. Time goes by…

さて,気を取りなおしてまずはTOP10フィニッシュのラップチャート
序盤はベッテル, トップグループ, 中段以下グループの3本の帯域に分かれてるのね.
ボクシングで言う, チャンピオンとランキング1位がいる, みたいなもの?
2スティント目以降はベッテルがコントロールしちゃったので速いグループとそうでもないグループって感じか?
これをギャップタイムで見ると下の図になる.

おっと, ここまで全レースでポイントスコアしていたレッドブルチームにほころびが….
ウェがチャートに入ってない….
今思えば, ウェの全盛期は去年の夏だったのかな. イタリアGP以降精彩を欠き始め, 韓国で大失敗をし, ブラジルでは異様に緊張し, アブダビでは覇気のないレースだったもんな.
今年に入っても, 予選ではベッテルを凌駕するときもあったけどスタート失敗は目立つし, シーズン序盤はピレリタイヤを使いこなせなかったしと, いいところなしだもんなぁ.
2012年の契約もベッテルのサポート役ってことなのかな?
雑誌に載ってたギャラランキングではベッテルよりもらってるんだけどね….

わわわっ, 脱線したのでレース結果に戻ってベッテルvsバトンvsアロンソの勝負
SC 明けのアロンソのペースが悪いよねぇ.どんどんベッテルから引き離されちゃってるもんなぁ.
終盤にプライム・タイヤハイたらもっとペース悪くってバトンにも離されているもんね.
来年のフェラーリは劇的に変わるって自分たちで言ってるから, 来年に期待しよう.

そして一部で「確変」と評されたミハエルとハミルトンとバトンの勝負
せめて, 今年の序盤とか去年の後半にこれくらいのレースを見せてくれていれば, ミハエルすげぇになるんだけどなぁ….
うん, でも今回のミハエルは凄かった. きっともうちょっと隙を見せるとルイスが突っ込んできて, 二台ともリタイアとかあるけど, つけ入る隙を見せなかったもんね.
ロズベルグが一コーナーのアクシデントに巻き込まれていなければ, もっとサプライズがあったかもしれないと思うと残念でならない.

バトンはルイスたちに追いついたタイミングが良かったよね.
ふたりともタイヤがタレ切ったところで追いついたし, ピットストップ後はミハエルの前に出られたから自分のペースでアロンソの後ろまで行けたしね.
じつはバトンはマクラーレンに移ってからずっと「確変」中なんじゃないか?(それは確変じゃなくてステップアップと呼ぶのかも)

今回の可夢偉はアクシデントに巻き込まれ, マシントラブルに会いいいところなしだったのでチャートもありませんm(__)m

さて, ベッテルの勝利で勝ち星数では以下のとおりとなった.
ベッテル8勝
バトン2勝
ハミルトン2勝
アロンソ1勝

残り6戦なのでベッテルの最多勝は確定.(バトン・ハミルトンが最多勝タイに並ぶ可能性はある)

チャンピオンシップの方はレース前まではランキング2位に踏みとどまっていた0勝男が0ptsだったため, バトンと同ポイントながら4位に転落. アロンソとバトンがランキングを1つずつ上げた.
ベッテル   284
アロンソ   172
バトン     167
ウエーバー 167
ハミルトン 158
マッサ     82
ロズベルグ 56
残り6戦をフルマークで150ptsなので計算上ハミルトンまではまだチャンスは残っている.

…が,ここまでリタイアなしのベッテルが残り6戦全部リタイヤするとは考えにくいし, イタリアGPを見ても分かる通り,レースをアグレッシブに, 楽しみながら戦っているので守りに入った挙句のロースコアとかも考えられないし, ベッテル-アロンソの差が112ptsなので, 次のシンガポールでタイトル決定の可能性がある.
ベッテルはシンガポールレース後に125pts差をつければ戴冠.

ライバルとの差は, アロンソが112pts差, バトン117pts差になっているので具体的な条件は以下のとおり.
(ハミルトンは126pts差なので, ベッテルの前でフィニッシュしないと脱落…)

ベッテルが優勝:アロンソが4位以下,およびバトンが3位以下
ベッテルが2位:アロンソが8位以下,およびバトンが5位以下
ベッテルが3位:アロンソが9位以下,およびバトンが7位以下
ベッテルが4位以下:鈴鹿へ持ち越し
鈴鹿終了時点では2位と100pts差が付いている時点で戴冠なのでアロンソも首の皮一枚って状況だな.

そしてアロンソが連覇して以来, 2007年以降チャンピオン量産体制に入っていたF1だけど, これでベッテルーアロンソの軸が出来上がりつつあるのかな.ワクワク.
(気がかりなのはハミルトン, これまでの連覇できなかったチャンピオンはチーム移籍したり, 他のカテゴリに行っちゃったりしてたからだけど, ずっとマクラーレンにいてしかもタイトル争いに最後まで残れないシーズンが続いているからね.)

次はナイトレースのシンガポール, レース時間が長いからテレビ観戦するにもお手洗い済ませておくとかしっかり準備しないとね.


2011年9月1日木曜日

2011年 Rd12 ベルギーGP


サマーブレイク明けのベルギーGPの感想をかいてみよう.

まずはトップ争いのチャートから.

ベッテルはSCに助けられた感があるかな.
序盤はブリスターの出たタイヤが不安でさっさとタイヤ交換した分のロスタイムが帳消しになったし,SC中にドカンと熱入れをしなくて済んだおかげなのか第3スティントのペースが終始アロンソを上回っていたしね.
まぁアロンソがSC中にタイヤ交換しなかったのでその分タイヤが辛かったかもしれないけど.
特筆すべきはバトンかな.SC明けにどんどんペースが上がっているもんね.確かバトンはプライムスタートだったから,この時はオプションを履いていたんじゃなかったかな.それなのにいいペースで走っていて,限界キタ━(゚∀゚)━!ってところでタイヤ交換できているもんね.
最終スティントも,路面が少しは良くなっていたとはいえオプションタイヤで長く走っているもんね.
サマーブレイク明けも好調さをキープってかんじだな.

次は,ロズベルグVSMシューマッハ


シューミは最後尾スタートだったんだけど,ばんばんタイヤを使ってSCに助けられてあっという間に,スタートダッシュでトップにたったニコの後ろに来てる.予選の不運といってこいでラッキーなSC登場だったかな.
ラッキーはさらに続いて,ニコにガス欠不安が発生してペースが上げられない状態でついにオーバーテイク.
20周年記念レースを気分よくフィニッシュできたんじゃないかな.

次は本人も見てるこっちも不完全燃焼だった可夢偉



ザウバーはS1(ケメルストレートエンド)では1-2の記録なのにセクタ2(スタブロー)とスタートフィニッシュラインの通過速度はむしろ遅い方.
つまり,加速がめっちゃ悪いセッティング.っていうかもう開発止まっちゃったのかな?
レースストラテジもハンガリィGP同様,あれれ?なピット戦略.
接触したんだから,さっさとあの時点でピットに戻っても良かったよね.
ツイッタでは「早くピットに呼び戻せよ」とデジャヴなツイートをたくさん見かけたwww
無線のトラブルだったらしいけど,そういった要素一つ一つ潰して,鈴鹿までに何とか立てなおしてくださいよ.

そしてチャンピオンシップ.
ポイントスタンディングは以下の通り.
VET 259
WEB 167
ALO 157
BUT 149
HAM 146
MAS 74

このレース前まではニックはぎりぎりチャンス有りだったんだけど,脱落,っていうかまさかシート剥奪とはね.

残り7戦なのでフルマークで175ptsを稼ぐことができる.
ってことで,ベッテルとの差が185ptsになっちゃったマッサ,脱落.
そしてウェとベッテルの差が92ptsなので,残り7戦をベッテルが4位以内に入っていればチャンピオン確定.
そんな気はさらさら無いだろうけど.
というか,だんだん鈴鹿でチャンピオン決定の可能性が高くなってきてる.
次のイタリアGP終了後では150pts差が必要なのでチャンピオンは決まらない.
その次のシンガポールGP終了後では125pts差が必要なのであと33ptsが必要.
ウェがイタリア・シンガポールのどっちかでリタイヤしない限り難しい.
鈴鹿では100pts差が必要であと8ptsだからね,このへんかな,と.

お小遣いや時間に融通の聞く人は,今からチケットかってもいいかも.

さて次はヨーロッパラウンドの最終戦,イタリアGPだ.