2013年9月23日月曜日

2013 Rd13 シンガポールGP

シーズン終盤のフライアウェイ・ラウンドの初戦,シンガポールGPのラップタイムとギャップタイムのグラフを描いてみました.
(今回もトップ10フィニッシュのドライバを抽出)

まずはラップタイム(クリックで拡大)

ベッテルのラップタイムだけが突出してますね….
あとSC中にタイヤ交換してそのままフィニッシュした人たちの落ち込み具合が激しいですね.
でもライコネンはずっとバトンのペースに付き合わされちゃったけど,その分タイヤはセーブできたみたいで他の人より最終盤のペースはわるくないですよね.

続いてギャップタイム(同)

こちらでもライコネンがバトンを抜いてからの傾きが緩くなっていることがわかりますね.
それにしてもベッテルはたったの17周でピットストップ分のギャップを作っちゃって本当に吃驚のペースですね.
SC が入らなかったら全員をラップダウンできたんじゃないでしょうか….

さて,ポイントスタンディングは
ベッテル 247pts
アロンソ -60pts
ハミルトン -96pts
ライコネン -98pts
ウエーバー -117pts
ロズベルグ -131pts
マッサ -160pts
になりました.
残り6戦となり満点で150ptsしかとれないのでマッサ,グロジャン,バトンはここで脱落ですね.
ロズベルグはギリギリ踏みとどまっているけれど,韓国GPでギャップを6pts以上縮めないと脱落ですね.
ウェもちょっと厳しいかも.

アロンソとの60ptsのギャップはアロンソが残り全勝でベッテルがすべて3位だと,同ptsだけど勝利数で8勝vs7勝になるのでアロンソのチャンピオンというギャップ.
つまり自分とベッテルの間に常に他の人も入ってくれないとどうしようもないという状況ですね.

カウントダウンすると,
日本GP終わりでギャップをさらに40pts広げられると終戦.
(同ポイントの可能性が残るけど勝利数で上回れない)
ただアロンソの粘り強いレースを考えると可能性は低いでしょうね.

インドGP終わりまでに15pts広げられるとそこで終戦.
例えば韓国,鈴鹿,インドをベッテル→アロンソの1-2フィニッシュになると21pts広がるので決まり.

アブダビGP終わりだと,今から10pts以上縮めないとそこで終戦.
これには相当の幸運が要るでしょう.

ということで今のところインド・アブダビあたりの戴冠が有力でしょうかね.

次は韓国GP. いつもより早い時期の開催になるけど観客は入るんですかね?いろいろ気になりますが2週間後に!

2013年9月10日火曜日

2013 Rd12 イタリアGP

まさかまさかのベッテル圧勝だったイタリアGP
夏休み明けのこの連戦で連勝するとは,恐れ入ったと言うしかないですね.
そんなイタリアGPのチャートを描きました
トップ10フィニッシュのドライバーを抽出です
まずはラップタイム(クリックで拡大)

殆どのドライバーがワンストップ作戦をとったフラットアウトなレース.
終盤はレッドブル勢のトランスミッションに危険な兆候が出ていたということでペースは落としているけどそれまでは快調に飛ばしてますね.
あとヒュルとマクラレン勢もいいペースで周回しているので,ここのサーキット特性がうまく弱点が隠してくれたんでしょうね

つぎはギャップタイム(クリックで拡大)

ベッテル→アロンソのギャップがタイヤ交換前と後で4秒くらい拡がっているんですよね.アロンソがラップリードしている間はミディアムで引っ張っていたので,実はフェラーリはハードタイヤを長持ちさせることが難しかったということなんでしょうか.

ポイントスタンディングは,ベッテルが222点に伸ばす結果になりました.
のこり7戦,満点獲得で175点になるのでチャンピオンの可能性が残っているのは
アロンソ-53点
ハミルトン-81点
ライコネン-88点
ウェ-92点
ロズベルグ-118点
マッサ-149点
グロジャン-165点
バトン-174点
まで,ディ・レスタ以下はチャンピオンの可能性が消滅.一気に篩にかけられましたね
そしてマッサ,グロジャン,バトンは次のシンガポールの結果次第で消滅のピンチになりますね.

カウントダウンすると(今2位のアロンソをベースで考えて)
韓国GP終わった時点(残り満点で125点)ではどういう結果になっていても,まだチャンピオンは決まらない
鈴鹿が終わった時点で残り4戦,満点で100点なので,シンガポール+韓国+鈴鹿で48点差をつけられると決定(ちょっと現実的じゃないか)
インドGPならその前の4戦で23点差をつけられると決定(十分あり得る)
アブダビなら今の点差を縮められなければ決定(実際にはここかな)
といったところ.

さて,次はシンガポールGP.今回のイタリアGPは平均時速240Kmオーバーの高速レースだったけど次は平均時速150Kmちょっとの2時間レースの長丁場.加えてここのレースはセーフティカーもよくでていたので,実力だけではない色んな要素を誰が味方につけて,どこが巻き返してくるのか楽しみ.