2011年7月16日土曜日

「パウル・クレー おわらないアトリエ」展に行ってきた

竹橋にある国立近代美術館で開催中のクレー展。
今月から、金曜・土曜は20:00までの開館時間延長サービスが復活したので、18時頃に美術館に入館。
残りあと三週間というタイミングだったので混雑も覚悟(「美の巨人たち」や「日曜美術館」でも紹介されていたからね)していたんだけど、自分のペースで見られるくらいの余裕はありました。
(ヨカッタ、ヨカッタ)

あと、作品保護のために空調を低めの温度に設定してあるので羽織るものを持参してね、という注意書きがあったのでカーディガンを持っていったんだけど、そこまで寒くはなかったかな。
むしろ 28 度に設定してある職場のほうが直接風が当たるので体に悪い気がするよ。

そして、いざ、入場。
クレーの絵はなんだろうね、もちろん技法的な特徴もあるし題材も特徴的なんだけど、アレは美術作品じゃなくて美術作品の設計図なんじゃないかなっていう感想を持った。
なんというか建物を設計するときの直接完成物が想像できるようなものじゃなくて、電子回路やソフトウェアの設計図のように動作がイメージできるようなものっていうのかな、頭の中に生じる何か、というもの。
もちろん設計ルールはクレー本人の気持ち次第。
クレーがこんなモノを見てみたいなっていうものを表すための設計図としての絵なんじゃないかなぁと。
だからいろんな技法も駆使したんじゃないかな。

…って途中までそんな感想を持っていたんだけど、順路の最後のほうでは緻密な描写だったり、はっとさせられる抽象画があったりして、わかった気になってしまっていた自分が恥ずかしくなっちゃいました。
懐の深い画家です。

もっとクレーの絵がみたいな、と思ったら2-4階にある常設展示に行くといいよ。
数作品は展示されてるからwww。

他に「美の巨人たち」で先月に特集していた「絵画の美女シリーズ」で紹介されていた安井曾太郎の「金蓉」も展示されているから、気になる人は常設展示も要チェックですょ(クレー展のチケットで常設展も見られます)
自分は閉館ぎりぎりになっちゃったので若干早歩きで常設展の方は廻りました。

またグッズ買いすぎたヽ(´▽`)ノ♪

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